路地裏

あらゆるどうでもいいことを書きます。

適量:過剰

 卑屈に振る舞う人が好きじゃない。

 そいつは俺なんかよりも頭がすごく良くて、まあ国語力とか語彙力は俺が上なんだけどそれ以外のほとんどが俺よりずっと上の能力を持ってて、対人関係は確かにヘタクソだけど俺ら友達はそいつを本当にすごいやつだと思っている。

 でもそいつはとても卑屈で、たいていの誉め言葉を跳ね返してしまう。俺らはまあ、多少のからかいもたまにあるけど、本気で思ったことしか言わない。というかお世辞が出来ない。そういう関係性なのだ。あと個人的にほぼそういう病気。

 

 でもそいつにはなんか届いていない感じがする。皮肉だとか嘘だとか、そんな風にねじ曲がって届いてる気がする。

 

 まあこいつだけじゃなくてほかにも人間関係アホなやつはいるんだけど、そういうやつ見るたびに、こんなことで能力が埋もれかねないのはかなり勿体ないと感じる。

 

 卑屈は正当な評価を捻じ曲げる。ねじ曲がっても届くように高く評価しても、それを地に落とす。さながらかめはめ波ならすべて無効化する天津飯のようである。

 

 もったいないじゃん。この身体でやる人生はこれ一回きりなんだから、正しい場所で楽しく生きるのがいいじゃん。というかお前はすごいやつなんだから、誇ってればいいじゃん。

 俺が今まで会った中で、単純な頭だけなら一番いい。そういうやつが卑屈に振る舞うと、いらねえ敵を作るし、味方が減る。俺らはいいけど、お前がつらい。それがよくない。友達になったやつは全員なるべく幸せになってもらわないとムカつくというヤバイ脳なので、お前にも幸せになってもらわねばならない。厄介だろ。

 

 

 俺の自信は過剰だ。最近きづいたけどナルシ気味かもしれないぐらいひどい。容姿がどうこうはどうでもいいが、得意意識のあるジャンルにおける自信の持ちようがえげつない。冒頭にあるだろ、国語力。あれが俺の自信。

 

 過剰に持て。恥はかかない。恥をかいたお前を、周りはそれほど見ていない。でもすごい時のお前は、みんなが見てる。

 

 自信を持つことですべてがうまく回るとか、そんなクソみたいな楽観論じゃない。ただお前は正しく評価されるべきだ。そのために何がいるか? バカみたいな自信だ。ひけらかす用の余所行きの自信じゃない。お前を守って、正しい場所に連れて行ってくれるための自信だ。

 

 お察しの通り誰かに向けた言葉だけど、まあ参考にしろ。はい、拍手!