路地裏

あらゆるどうでもいいことを書きます。

友達

 一人でアルコールを吞む時は、たいてい眠れない時。あと昼間から吞む優越感に浸りたい時、身体のスケジュールを早起きのためにぶっ壊したい時。ゲームしながらもっと自堕落を満喫したい時にはアルコールを決めつつ動画サイトも垂れ流す。書いといてあれだがアルコールなんて一人で吞むもんじゃないと思う。ビール美味くないもん。

 

 友達がいっぱいいるわけではないが、結構いる。それっぽく言うなら、両腕で収まる範囲?ぐらい。その中のたぶんおそらく一番の友達について話そうと思う。

 

 一番かなあ。年下の中では一番だと思う。きっと向こうもそう思ってる。だって二人で映画に行くのはソイツとだけだし、それがクソ映画でも気まずくならないのもソイツだからだろう。べつに音楽の趣味も実はあまり合ってないし、本もそうだし、遊びもたぶんそうだ。食い物もそうかもね。ホント言うとたいしてソイツの事知らないんじゃないか?とも思う。過去の恋愛とかも知らねーし。

 でもなーんか居心地がいい。たとえばソイツが遅刻する。俺は短気だから次会った時半殺しぐらいはいいだろうと思う。でも次の約束をする。

 そいつが急に俺の家の近くの公園で吞もうと言い出す。俺は面倒くさがりなので渋る。でも公園で軽く飲み交わす。

 バッティングセンターに行く。俺は右打ちなのに左打席しか空いて無くて、ろくに打てない。でもまあソイツとなら楽しい。

 そいつが彼女の話をする。どうでもいいけど、止めるほど嫌じゃない。

 

 友達の定義とか言い出す奴が嫌い。無いもんそんなの。でも俺とソイツは友達なのだ。俺が友達いっぱいなのは、ソイツが友達になったからだ。

 バカみたいに喋るのは、話題を厳選してないから。面白い事なんて言わなくていい。勝手に出てくる。

 たとえば食ってるメシがまずかったら、すぐ言える。見てる映画がつまらなければ、すぐバカに出来る。カラオケで盛り上がりとか気にせず歌いたい歌を歌う。女の子の前では言えない「やってみたいこと」を提案する。

 

 楽しいのだ。でも遅刻はするな。お前は友達だ。調子には乗るな。お前はいいやつだ。でも反省しろ。

 

 そいつが結婚とかするなら、俺が祝ってやろうと思う。